マレーシアの田舎で存在していないホテルを予約していた件

 

 
マレーシアの3番目に大きい街、イポーにやってきました。直前で決まったのでホテルはアゴダでさっと予約しました。
 
レビューが9.1と高く、安い宿であったので直感で決めてしまいましたが、もっと色々な要素を検討するべきでした。
 
イポーにつき、胸が高まります。コロニアル建築鉄道駅
 
が、思ったより閑散としていて萎えます。普通に田舎じゃん。
 
とりあえずホテルに向かおうと思い、地図で調べたらめちゃくちゃ遠い!こんなところにあるのかいなと、この時点であやしかったです。でももうお金払ってしまったので引くに引けません。
 
とりあえずタクシーに聞いて向かいます。ホテルがあるであろう場所は商店街の中にありました。
 
不安げに、でもホテルはあると信じてタクシーから降ります。
 
しかし、どの店も開いてません。シャッターばかりです。
 
ホテルを探してウロウロしているとトラックに乗ったおっちゃんが2階だよ!と教えてくれました。
 
写真
 
これがホテル…?!看板も何もないし、電源も全て繋がっていません。
 
もしやと思って近くで数少ない店の店員に聞くと、先週引っ越したそうです。
 
 
先週引っ越したそうです。
 
 
は!?!?!?
 
 
僕は気がつくと叫んでいました。
 
 
What the Fxxx!!!
 
 
タクシーはもう行ってしまったし、ヒッチハイクしようとしてもどの車も止まってくれません。僕はここで消えてしまうのでしょうか。
 
いいえ。どんな国にも優しい人はいるのです。絶望の淵に立たされたぼくにも救世主がいました。
 
トレーニングジムがあったのでスタッフに声をかけてみました。彼は英語が話せなかったので近くでトレーニング終わりの、一服しているガタイのいいお兄さんに頼んでもらいました。事情を説明し、タクシーを呼んでもらうように頼むと、何と、街まで連れてってくれると言うのです!
 
これほどぼくが命の危機を感じ、心の底から感謝したことは初めてです。
 
「ホテル行ってみたらホテルがなかったんですよ!」
 
って面白すぎでしょ。
 
彼の名前はデビーと言い、一日5時間トレーニングしているそうです。1年間で50キロ痩せ、ムキムキになっていました。腕の太さが半端なかったです。仕事何してんのよ笑
 
将来はパイロットになりたいみたいで、来年からAviation を勉強しに学校に行くそうです。
 
とにかく僕は彼のおかげで今日も息をすることができています。本当にありがとう。
 
僕が言いたいのは、異国の地で、よく知らないホテルを予約する際は、レビューが良いからと言って安易に決めず、様々な要素を確認してから(特に地図!)予約することをお勧めします。失敗から学べることは大きいですね。